まじっく快斗1412STORY23-24「真夜中の烏(ミッドナイト･クロウ)」

「彼を罠にはめた奴らを一網打尽にして、越えてぇんだよ…俺が最も尊敬するマジシャン…黒羽盗一をな!」

キッドは今回のヤマである世界最大のブラックダイヤモンド「真夜中の烏(ミッドナイト･クロウ)」を盗りに来たが、あまりにも簡単すぎて呆れていた。警備員を全員眠らせたところで、ケースを開けようとするが、思うように手が動かない。するとそのとき、海外旅行中のはずの白馬探と、風邪で寝込んでいるはずの中森銀三警部が現れる。そして、警部の指示で、大量の部下がかかってくる。ところがキッドは、C班の大嶋に警部のマスクを被せて既に消えていた。そして、警備陣が全員移動すると、偽大嶋=キッドは一旦逃走し、別の日に再挑戦することにする。だが一つ疑問が残った。さっき警部がつぶやいていた「あの爺さん」とは一体誰?

翌日、快斗は青子と共に、キッドの助手である寺井が運営する「ブルーパロット」に来ていた。快斗は寺井に、警察に手を貸している爺さんについて知らないか聞くが、鈴木次郎吉が関わっていないことぐらいしか情報はなかった。ところが青子が見ていたネットのニュースには載っていた。「ハリー･根津」と言うらしい。マジック破りの名人である根津の助言が功を奏したらしい。快斗は「キッド撃退のお祝い」として、青子にあるものを預け、父の銀三に渡すように言った。快斗が渡したもの…それは、小型カメラ&マイク付きのネクタイピンだった。

根津は真夜中の烏(ミッドナイト･クロウ)の展示室の温度を-10ﾟに下げていた。ところが、根津の狙いはキッドではなかった。どうやらその狙いは、探の父である白馬警視総監の元に届いたもう1通の予告状の送り主、怪盗コルボーだった。先週には根津のところにも同様の予告状が届いていた模様。コルボーは、最近ラスベガスに出没し始めた怪盗で、現場に無数のカラスの羽をばらまいていくのが特徴だそうだ。そしてその容姿はまるで、黒い怪盗キッドだった。

コルボーは今夜、真夜中の烏(ミッドナイト･クロウ)を手を触れずに手中に収めるが、その現象がキッドに理解できなければ、潔く泥棒稼業から手を引いてもらうが、見破ればコルボーが逆に手を引くという賭けをした。

《後編》から同日放送名探偵コナン「工藤新一水族館事件(後編)」まで観ると…?

アニメ版コナン&快斗のプロデューサーである「スワッチ」こと諏訪道彦さんの情報によると、快斗最終回であるこの話の後編と、続けて放送される名探偵コナン「工藤新一水族館事件(後編)」までじっくり観ると、必ず『へぇ～』と思える場面があるようです。詳細は分かりませんが、是非とも2作続けてみたいですね。